障がい者福祉の仕事には、軽度から重度、入所や通所など、利用者の状態と施設の種類によって様々なスタイルがあります。
どこの施設にも共通しているのは、利用者の身辺のお世話をはじめ、作業やリハビリを共に行うことなどです。
一見ここでの仕事内容は単純にお手伝いをすることメインの体力仕事と思われがちですが、実際はそうではありません。
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利用者と同じ時間を共にしていくには、コミュニケーションが必要不可欠です。
障がいの度合いやリハビリについては、利用者一人一人の状態によって異なります。
障害が比較的軽い利用者の場合、身辺のことはある程度自分で行えるように促し、回復が望めるようならばリハビリを検討します。
このようにして援助していく中で、利用者との信頼関係が築かれていくでしょう。
何かを達成できれば、利用者のみならず働いている職員の喜びにもなります。
一緒に生活していく中で、喜びや悲しみなど様々な感情を共にしながら良好な人間関係が出来上がっていくのです。
利用者と職員は、様々な経験を通して日々成長できる環境にあるといえます。
多くの利用者と関わっていく中で職員はコミュニケーションや介護方法などで悩むこともあったり、仕事に慣れるまでは体力面でも辛いと感じることがあるかもしれません。
しかし、このような悩みはどの職種も同様で、特に仕事を始めたばかりの時は最初はいろんな壁にぶつかるでしょう。
魅力ややりがいを持って仕事に臨めるようになるのは、その壁を突破したときです。
障がい者に対して差別のない共生する日本にしていくには、このような福祉に対してもっと興味と関心を持ち、積極的にコミュニケーションを図っていく必要があるのではないでしょうか。